No.13 床の描画と最終工程
02 床を完成させる
 

 ツルツルっとした床も別に良いんですが、今回の絵には合わないと思うので、若干ザラついたイメージの床に変更してみることにします。 これにはまたしてもフィルターを使うわけですが、この「ノイズ」フィルターはなかなか面白くて、精度の高いノイズを結構簡単に作ってくれてしまったりするわけなんです。

 
 「床ベース」レイヤーがアクティブになっていることを最初に確認しておきます。
 用いるフィルターは [ フィルター ]メニューの[ ノイズ ]をポイントして出た[ ノイズを加える ]という機能にあります。
 標準ですと普通のノイズになりいろんな色が混ざってしまうので、「グレイスケールノイズ」をチェックしておくことにします。こうすることで、今の系統の色が保持された状態のノイズを作成することが可能です。
 ノイズの量は、プレビュー画面をチェックしながら変更していくわけですが、ここではまぁ、「49」くらいが妥当でしょうか。

 適応をさせた画像はこんな感じになります。

 最初はこれくらいで完成にしようかと思っていたんですが、どうも廊下に妙な奥行き感があるので、ここで壁を作成して、より廊下らしさを出すと共に、変な奥行き感を感じないような配置にしてみることにします。
 というわけで、新規でレイヤーを作成し、乗算設定にした状態で、ラインツール「」で壁と廊下の境界線を描き、その壁側を塗りつぶし(詳細によって描画しておきます。

 作成した廊下と壁の接点は、自然に溶け込むように[ ぼかし(ガウス)]フィルターを適応しておきます。

 廊下をそのまま90度壁にしてしまうと妙な感じがするので、ちょっと格好良く、45度で交わる中間部分を作成してみることにしました。 というわけで、作成したレイヤーを複製(詳細して、もう一枚作成しておきます。 乗算設定になっていますから、重ねると壁の部分はかなり濃い色になりますね。
 ついでに新しいレイヤーを作成して、壁に作るつなぎ目を作成しておきます。 これは通常の設定のレイヤーで、ラインツール「」を用いて直線を描いたに過ぎません。ただ、地面のパネルとどう間隔で壁のパネルを作成しておきたいので、ここであらかじめ完成している「紋様」を基に作成しておきます。

 描いたラインのレイヤーを複製(詳細し、レイヤーの回転(詳細を施して、壁の形状に合わせます。

 2つのレイヤーをリンク(詳細して、結合した(詳細状態にして、消しゴムツール「」でラインのはみ出た部分などを修正していきます。

 ラインを[ ぼかし(ガウス) ]フィルターでぼかした後、いろいろとちょこまか装飾を加えていきます。
 補足:新規レイヤーを作成して選択範囲ツールで矩形を作成した後、[ 編集 ]メニューの[ 塗りつぶし ]を適応して矩形を描画、しかる後に自由変形で形を整えたのをバンバン複製しているのが装飾になりますね。

 完成した状態です。 うん、廊下に見えてきましたね。








キャプチャした画像は Adobe Photoshop4.01 のものです

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