No.13 床の描画と最終工程
03 陰影を強調させる
 

床の手仮と反射を予定より多めにした為、全体的にちょっとアンバランスな感が否めなくなってしまいました。 ということで、統一した光の反射を入れるために、上から一括して描画することのできるマスクを作成して配色します。
 こうすることで、パーツ毎に分かれているレイヤーをいちいち考えずに一気に陰影を追加できますし、・・・失敗しても取り返しがつきますしねぇ

まず、画像そのものを複製(詳細して、複製した画像側のキャラクタ関連以外(背景や影など)を非表示にします。

 この状態を一枚のレイヤーとして統合させるために、 [ 表示部分の結合 ]を適応します。 「」をクリックして、[ 表示部分を適応 ]を選択します。
 適応すると、作業前にアクティブだったらレイヤーの名前で、表示部が全て結合されて一つのレイヤーになります。

 結合したレイヤーに透明部分の保護(詳細を施した後、白で塗りつぶし(詳細した状態が上図になります。 なんだかキャラクターベースのシルエットみたいになってますが。

 さてそのイラストのシルエットをオリジナルのイラストの最上位レイヤーとしてペーストします。 すると、キャラクタの部分がちょうど白で覆われたような状態(上図)になります。 ということで、この部分に陰影の強調をつけていますので、レイヤー名は「強調陰影」としておきます。
 補足:これで見るとキチっとキャラクターの上にシルエットの画像が貼り付けられていますが、実際にはペーストすると画像とずれた部分に貼り付けられます。 これは、シルエットの画像に背景が無いため、ペーストした画像が貼り付け先の画像サイズより小さいから起こるためで、別にあとからレイヤーの位置を移動させても良いのですが、面倒な場合はシルエットのレイヤーのをコピーする前に、画像の右上と左下あたりにマーキングとしてブラシツールで適当に線を入れておいて、画像のサイズを複製先と同じにしてからペーストすると、ずれがなくなります。 ・・・って文章だけで書いてもさっぱり分からないですね。これは。

 このシルエットの重ね合わせの方法を「乗算」に指定したのが、上図になります。 いや違いはさっぱり分からないですよね。 そりゃ真っ白のレイヤーを作成して、それが乗算になっているわけなんですから。 ただ、この時点で強調陰影のレイヤーにエアブラシツール「」で陰影を追加すると、キャラクター上にのみ、効果を適応することができるようになります。


 エアブラシツール「」で陰影を強調した完成状態が左図になります。 後ろ足の奥など、自身の陰になって暗くなっている部分や、全体的な陰影の強調を施しています。


 基本的に、陰影を行う際の乗算のカラーは、塗りを行う部分からスポイトツール「」で色を吸い上げて、エアブラシツール「」で彩色を行っています。 流石に、肌の蒼系の陰影をつけると、紫になって無気味になりますからね(笑)

 ・・・ていいますか、やりました。 でも失敗しても、修正利きますから!

 強調光沢には、重ね合わせの方法を通常にして、特に何もマスクをせずにエアブラシツール「」で白を加えています。 光の反射部ですから、若干キャラクターのラインからはみ出しても「光の反射!」って誤魔化すこと出来ますしね。

光沢を追加したのが上図になります。









キャプチャした画像は Adobe Photoshop4.01 のものです

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