No.10 装飾パーツを描画する
04 型番を描きいれる
 

 キャラの設定なんてこの際、講座上ではどうでもいいことなんですが、一応キャラクターには名前と型番が存在していて、「SEALITH」という個人名のほかに、「K-012」という製造上の型番が存在しているわけです。ということもあって、キャラクターにその型番を書き込んで、なんとなく格好良くしておこうという、見苦しいというかむなしいというか、そんな感じのいきさつがあったりします。
 本当にどーでもいいことですね(笑)


 設定資料の絵を見ると、だいたいこんな感じのサイズになりますね。 まぁそのまま張り付けしてもかまわないかもしれませんが、ボディが曲面になっていますから、その辺を上図に表現しておかないとやっぱりこれも、妙な感じになってしまいます。


 さて、文字を画像に貼り付けるわけですが、これはツールボックスから文字ツール「」を選択することになります。 文字ツールに変更後、任意の場所をクリックすると、左図のようなウィンドウが表示されます。
 フォントサイズやら太字設定やらをチェックして、[ OK ]をクリックすると、指定した場所(クリックしたところ)に、指定したサイズの文字がピクセルとして貼り付けられます。


 作成された文字は左図のようになります。 文字は[ OK ]をクリックした時点で、「レイヤーxx」という名前のレイヤーが新規に作成され(クリックする時点でアクティブだったレイヤーの上に新規で作成される)、標準状態で透明部分の保護(詳細がチェックされた状態になっています。


 文字を形状変更しないといけませんから、ここで、最初から指定されていた透明部分の保護(詳細のチェックをはずしたのち、選択範囲を矩形で左図のように指定します。


 ボディにあわせた曲面を正確に作成することは非常に困難ですが、だいたい「曲面に描かれたような気がするなぁ」という程度の湾曲で問題ないのであれば、非常に便利なフィルタが存在します。それがシアーフィルターです。
 [ フィルタ ]メニューから、[ 変形 ]をポイントし、[ シアー ]を選択すると、下図のようなウィンドウが表示されます。


 シアーで、曲面を作成すると、画像がそのラインにしたがって歪まされます。 つまり、まぁ、だいたいこんな感じの曲面になるかな・・・とい程度で頭にちゃんと入っておれば、それをシアーでだいたい表現することはそれほど難しくは無いはずです。


 シアーフィルターが適応された文字が、左図のようになります。 うーん、結構曲面のような気がしません?(笑)


 さて、シアーで作成した曲面らしい文字ですが、これを今度はボディに配置する作業を行います。 ここでは、[ 拡大・縮小 ] [ 回転 ] [ 自由な形に ]という3つのフィルタを駆使しますが、実はこれらの作業は、一度の操作で行えます。 一度の操作で・・・というのは若干御幣がありますが、ようは、最初に [ 回転 ] を適応した(というか、角度をつけて決定する前の状態ですね)で、[ 拡大・縮小 ] や [ 自由な形に ] のフィルターを選択して、一度の適応でさまざまな形状を作成することが可能になるわけです。


 ボディの形状に合わせて配置した文字のレイヤーに、ブラシツール「」を用いてラインを追加していきます。 これは、先述したブラシツールとラインツール「」を組み合わせて作成しています。


 作成したパーツに透明部分の保護(詳細を施した後、エアブラシツール「」と、覆い焼きツール「」で陰影を追加します。 基底色は白系に変更して塗りつぶし(詳細をしていますので念のため。


 局所だけをみていて全体を見ていないと実はずれているなんてことは良くあって(笑) 今回もちょっと全体のラインからみるとずれがあったので、[ 回転 ]を再度施しています。最初に作成した平行線(詳細を参考にしてちゃんと描かないと、こうなるって悪い見本ですね。



 型番の配置と彩色が終了した時点での上半身象になります。









キャプチャした画像は Adobe Photoshop4.01 のものです

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