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1:銃の装飾を描く
銃のバレルと本体に装飾を施して銃を完成させます。
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装飾を作成する作業はこれまでと同様に、グループ化した「装飾」レイヤー(詳細)に、エアブラシツール「 」と覆い焼きツール「 」を用いて描画していきます。
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型番と排気口の描画も、ボディを描いたときと基本的には同じ手法です。 文字にはちゃんとシアーフィルター(詳細)を適応して、形状変更(詳細)をしています。
2:銃のバレルを描く
今回は、バレルに金属のような光沢の表現を適応したいと思いますので、作業を行いやすいように、グレイスケールでバレルを描いています。
金属光沢といってもいろいろありますが、ここでは水道の蛇口みたいな(笑)あの妙な光沢のあるパーツをイメージしていますので、それを簡単に再現する方法を教えましょう。
そもそも、水道の蛇口みたいな光沢ってのは、あれ、曲面になっているだけで、反射そのものは鏡のように鋭いものになっています。 平面の鏡に画像を反射させると通常の画像、つまり普段寝起きに顔洗うときに見る鏡のような画像になるわけですね。 平面の場合、反射をすることのできる部分ってのは当然平面状になりますが、ことこれが円錐のような曲面になると、話は変わってきます。
反射させる対応面が平面より広いですから、写り込む情報ってのは平面より多くなります。ところが反射する部分は曲面ですから限られてくる、となると、反射したものを見る側は、圧縮された見ることになるわけです。
水道の蛇口のような金属の反射を表現しようと思うと、この辺をしっかりふまえて作成する必要があります。
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とはいえ、それほど難しい作業が必要になるわけではなく、ようは「見えれば良い」のですから、ここでは結構有名でありながらあまり説明しているサイトの無い、トーンカーブを用いたフィルターを施します。
[ イメージ ]メニューから[ 色調補正 ]をポイントし、[ トーンカーブ ]を選択すると、下図のようなウィンドウが開きます。
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これが調整する前の状態です。ウィンドウ内に斜め45度で書かれている直線が、通常の状態です。 完全な直線ですから、黒は黒、灰色は灰色、白は白と適応しているわけです。
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さてこれに、上図のような波形をマウスで作成します。すると、上図右側にあるバレルの絵がリアルタイムに変化していきます。 波の波形になっていますから、場所によって本来灰色であるべきところが白になったり、黒っぽい部分が白に近づいたりと、その陰影の表現が非常にシャープになるわけです。
こうするとなんとなく、金属の反射に見えませんか?
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フィルターをかけ終わった状態だとまだグレイスケールですので、これに若干色味を追加して、より金属らしいパーツにしてみます。
色変更の方法はいろいろありますが、ここでは手っ取り早く[ カラーバランス ]を使用します。
[ イメージ ] メニューから [ 色調補正 ]をポイントし、[ カラーバランス ]を指定すると、下図のようなウィンドウが表示されます。
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標準状態だと、 RGBがそれぞれおプラスマイナス0の状態になっています。つまり、すべての色が規定値通りということですね。これを下図のように調整します。
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緑と青のスライダーをそれぞれ上図のように変更すると、そのスライダーの移動分だけ、色成分が追加されます。 青を増やせば青っぽくなるわけですね。 あまり濃くするとリアリティが落ちますので、ここではこれくらいの指定がちょうどいいのではないでしょうか。
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銃の描画が完了した状態が上図になります。
キャプチャした画像は Adobe Photoshop4.01 のものです
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