No.03 Painterによる描画
02 読み込みと描画の下準備
 
 1:画像を読み込む
 これはどんなソフトでも殆ど同じ操作ですね。 このあたりはWindowsの恩恵です。 なんだかんだと文句をいわれるWindowsですが、こういった部分は正当に評価すべき・・・ですね。
 さて、「No.2」で作成したPhotoshop画像を、Painterで読み込んで見ましょう。


図1:画像の読み込み

 画像は、[ファイル]タグの[開く]を選択します。


図2:画像を読み込む

 Painterは標準で、自分が読み込むことのできるすべての画像を一覧で表示されます。Photoshopの画像形式であるPSDは、Painterでは互換ファイル名として取り扱うことが出来るので、作成したファイルはそのまま読み込み出来ます。
 右のサムネイルにある「サンプル画像なし」は、Photoshopで描いたデータであるため、互換サンプル画像が無いことを意味しています。 Painterで作業を行えばサムネイルは作成されます。 作成したファイルを選択し、[ 開く ]をクリックしてください。



図3:読み込み直後の画像

 Painterは画像を読み込むと、画面いっぱいに表示してしまいます。 ツールを表示している状態ですと、スクロールバーなどが操作できないので、読み込まれた画像の右下にある の部分をドラッグアンドドロップして、適正なサイズに変更します。


図4:適正サイズに変更する





 2:画像情報を確認
 読み込まれた画像は、「No:02」の回で作成した画像ですので、すでに1枚レイヤーが作成されています。


図5:既に作成されているレイヤー

 今回は特にこれ以外では確認する情報はありません。



 3:「原画ライン」レイヤーの不可視レベルを調整する
 カラーバランスは調整してありますが、色濃度は調整していないので、原画のラインがかなり我を主張しています。 流石にここまでラインが濃いと上からトレースするのが大変ですから、可視レベルを調整します。
 補足:可視レベルとは、そのレイヤーがどれだけの割合で表示をするかということを意味しています。 可視レベルは通常では100%ですが、不可視領域のように完全に表示していない場合の可視レベルは0%になります。 ですから、可視レベルを20%に指定すると、100%に比べて最大の色濃度が1/5になるということを意味しています。

 可視レベルを変更するには、まず、どのレイヤーを変更させるかを決定しないといけないので、「原画ライン」レイヤーをシングルクリックして、レイヤーをアクティブにします。


図6:レイヤーを選択する

 レイヤーを選択すると、コントロールウィンドウに、そのレイヤーの情報が表示されます。


図7:「原画ライン」のコントロール情報

 可視レベルは、「不透明度」を調整することによって行えます。 ここでは26%程度まで可視レベルを落としてみましょう。


図8:レベル変更後




キャプチャした画像は Metacreation Painter5.5 Web Edition のものです

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