No.01 CGを描く前に
01 閲覧にあたって
 
 Photoshopは偉大なツールで、私のようなものでも、「とりあえずCG」なんてものをいとも簡単に描くことが出来てしまうという、大きなメリットがあります。
 というわけで、ふつつかながら私のCG製作の過程を記した講座を開設する運びとなりました。 つまらない講座ですが、少しでも参考になれば幸いです。

 ただ、このサイトにおける講座は、絵の描き方の過程を詳細で示すというよりは、その過程で用いたツールや機能の説明に重点をおいて生きたいと考えています。 一応ターゲットとしてはPhotoshopを殆ど使ったことの無いユーザーを想定しますが、マニュアルやその他のサイトでの講座、本屋で出回っている使い方を記した本などで、一応の機能の意味はわかっているものと想定します。 また、この講座はWindows版Photoshopを用いていますので、Windowsの標準機能(ドラッグアンドドロップなどの言語の意味)程度は理解できているものとも仮定します。

 この講座で重点をおきたいこと
 そもそも、普通のCG講座であれば私より桁の違うレベルの方の講座を見ればよいことであって、わざわざ私ごときに描き方を求めることは無いでしょう。 ですから、冒頭でも述べたとおり、ここではCGの描き方というよりは、そこで用いたツールの使い方に重点をおいて説明していきます。
 その中で特に重きをおきたいのは、パス機能と、それを用いた描画テクニックになりますが、あくまでこれも私の描き方であって一義的にこれという画一的な描き方を示したものではありません。 あくまで参考程度と考えてください。

 内容の内わけについて
 一応初心からでも分かるように配慮はしますが、個々でかなりディープな作業をする部分があります。 こういった部分には(中・上級編)(上級編)といったマークをつけてあります。 これらは若干のWindows知識が必要になったり、ツールに対する理解が必要になったりする部分ですのでご注意ください。

 ハードウェア的な対象者
 私はWindowsを用いていますので、用いるPhotoshopはWindowsのそれを使います。 Macやその他のOSの場合でも、ツール機能そのものは変わらないはずですので、適当に頭の中で変換してお読みください。 また、ハードウェア的な機能として、スキャナ、タブレットが実装されている環境であることを想定します。 もともとCGを描く上でタブレットはもはや必須になりつつありますし、少なくともここで説明することを行うには筆圧感知機能など、タブレットにしかない機能も用いますので必須です。 また、線画を取り込みしますので、こういった用途としてはスキャナも当然必須でしょう。 これらのハードウェア装置はメーカーごとによって設定が異なりますので、ここでは説明は省かせてもらいます。

 Photoshopのバージョン
 これを書いた段階でのPhotoshopの最新版は5.5ですが、私は4.01を用いています。 基本的にPhotoshopは上位互換ですから、4.01で出来ることは5.5でもできます。 が、ツールの使い方やパレットの配置などに若干の違いがあると思いますので、その辺は臨機応変にお願いします。 尚、管理者はPhotoshop6.0が出るのをまってバージョンアップを考えていますので、恐縮ですが5.5で講座をすることはまず無いとお考えください。 ただ、最新版を導入した場合、4.01と最新版とで画像を分けて説明を追加するつもりです。

 PhotoshopLEでの制約
 おおむねPhotoshopLEはPhotoshopの機能を継承しているわけですが、そこは10万と1万の値段の差、LEのパッケージの裏を見ると、LEで対応していない機能が一覧で見れるようになっています。 その中でベクトルパスという機能が、ここで説明している「パス」ですが、哀しいことに対応しておりません。 ですから、パスを用いた作業を主眼に置いた講座としては、厳密には対象外となってしまいます。 ただ、ツールの使い方という点からみると、その実パスを説明しているパートは第4章(ここで使い方を説明)と、第5章のみであり、あとは殆どがLEでサポートされています。
 ツールパレット( etc...)等の使い方などはそのまま利用できると思いますので、臨機応変に読み進んでいってください。
 尚、LEで使用できない機能に、第12章の影をつける作業で用いたチャンネル機能などもあったと記憶しています。

 免責
 ここでは、Photoshop4.01のツールやパレットの画像をキャプチャして説明に盛り込んでいます。 これらのツールボックスの配置などの著作権は当然Adobe社にあり、厳密には許諾を取る必要があるものです。 が、この講座は完全非営利として作成していること、この講座がAdobe社に悪影響を及ぼすことは考えにくいこと、各ページに免責としてAdobe社の社名を記載しておくこと等を考え、特に許諾は取っておりません。 何かしらの問題が発生しましたら、お手数ですが私までメールにて一方をお願いします。

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